大連に来て衝撃を受けたことの一つに、『IKEA』があります。
IKEAの中国語は『宜家家居』。
大連にもあり、新居の内装のために買い物に行く人も多いです。
数年前テレビで中国IKEAがやばい、というニュースを見ましたが、まさにその通りで。
初めて訪れた時には中国人の自由さに「ここは家じゃない!!」と何度も心の中でツッコミました。
そんな大連IKEAの実態をお届けします。
大連IKEAの場所とアクセス
ライトレール3号線の香炉礁駅の近くにあります。
近くにはドイツ系の大型業務スーパー『METRO』もあり、IKEA、METROと外国製のものをまとめてお買い物できます。
市内からは大連駅から香炉礁まで一駅ライトレールに乗るか、バスで行くのがおすすめです。
大連IKEAでみた!自由すぎる光景
実際に私が見た衝撃現場です。
さすがに写真は撮れなかったのですが、本当にこの通りで衝撃でした。
子供を寝かしつけるおじいちゃんおばあちゃん
IKEAのモデルルーム空間に展示されているベッドって、お洒落でふかふかで見るからに気持ちよさそうですよね。
そんなベッドに孫を寝かせてやりたいと思うのか、靴を脱ぎ小さい孫を寝かしつけているおじいちゃん、おばあちゃんがいます。
2〜3歳であろう子供は完全に夢の中。
近くに寄ると子供の寝息が聞こえてきそうです。
なお、おじいちゃんおばあちゃんも隣で添い寝しています。
孫のお世話に疲れちゃったのかお昼寝の時間だったのか・・・。
何でもありですね!(笑)
ちなみに大連では働くお父さんお母さんの代わりにおじいちゃんおばあちゃんが子供の面倒を見るのが一般的です。
展示ベッドで赤ちゃんのおむつ替え
若いお母さんとおばあちゃんでした。赤ちゃんがぐずって泣いたのでしょうか。
展示されているベッドに赤ちゃんを寝かせ、オムツを替え始めました・・・。
大連IKEAはトイレに行けばおむつ替えができるスペースもあります。
でも、きっと「ここにちょうどいいベッドがあるじゃない♪」という感覚なのでしょう。
展示テーブルでタピオカミルクティー片手におしゃべりをする若者
IKEAのテーブルもおしゃれですね!こんな部屋に住みたい、と思わせる素敵空間。
若者はもちろん有効活用です!
持ち込んだタピオカミルクティーを飲みながらちょっとおしゃべり、どころかガチでマックかどこかかな?と思うくつろぎよう。
気持ちはわからなくないけどネ・・・。
もちろん最高に可愛いインテリアとともに自撮りもセットです。
ガチで寝ているおじいちゃん
子供と同じで、ガチでベッドで寝ているおじいちゃんなんかもいます。
後から聞いた話ですが、お客さんだけでなくホームレスも日中IKEAで休んでいることがあるそうです。
ソファは休憩場所
ソファは展示品じゃありません。
休憩場所です!!市民の憩いの場なんです!
ソファで休んでいる人のなんと多いこと。
向かいのソファに足を掛けてゆっくりするマナーの悪い人もいます。
恋人はいちゃいちゃしています。
ここまで大胆に寛がれたら、注意する気にもなれないんじゃないでしょうか。
コロナウイルス後の対策
そんな大連IKEAも、新型コロナウイルス後に行ったら、少しそれまでと少し様子が違いました。
入店者はアプリで管理
新型コロナウイルスの影響を受けて、IKEAのみならず大連市内の商業施設は入館時に「市民云」というアプリで通行証を読み取る必要があります。
入店時に一人一人この通行証の確認と検温があります。
徹底したフードコート
・座席指定
フードコートは自由に好きな席に吸われるのではなく、フードコートに入るときに座席札を渡され指定された席に座ります。
座席札を渡される時に名前と電話番号の記入、検温も行われます。
・ドリンクバー廃止
ドリンクバーは無くなっていました。
IKEA会員無料のコーヒーもなしです。残念。
缶のコーラやスプライトは5元(約75円)で売っていました。
・カトラリー類も使い捨て
普段は自分で取るフォークやスプーンなどのカトラリーも人数分、使い捨てのものを渡されました。
中身は、お箸と小さいスプーン。ミートスパゲティをお箸で食べました(笑)
展示エリアを掃除する店員
展示スペースの消毒を徹底しているのか、掃除するスタッフの方がいました。
そのためベッドで寝ている人や長時間ソファで休憩する人も見なくなりました。
カートも「消毒済み」の案内がでていました。
コロナがあって人との接触を避けるようになり、誰が寝たか分からない展示ベッドに寝るのはちょっと・・・という意識が中国人の間に目覚めたのかもしれません。
おわりに
初めて大連IKEAに行った時は、人々の自由さに本当に衝撃を受けました。
もちろん大連人全員がここまで自由なわけではなく一部の人ではありますが、日本では絶対目にすることのない光景だと思います。
中国、やっぱおもしろい!