海外生活で困ること。
その一つに、『日本語の本が読みたいときに手に入らないこと』があると思います。
先日どうしても日本語で書かれた大連関係の本が読みたくなり、探しました。
そしたら、あったんです、日本書籍を扱う本屋さんが・・・!!!
さすが大連!さすが日本人多い街!!日本語学習者が多い街!ブラボー!👏
ということで早速行ってきました。
大連にある日本書籍専門書店:永東書店(永东书店)
大連にある日本書籍の本屋さん、その名も『永東書店』です。
場所は中山広場から徒歩3分です。
営業時間は10:00〜17:30とありますが、コロナ後は不定期に営業しているそうです。
永東書店は淘宝にもお店があり、私はそこからメッセージを送って開いている日を確認してから行きました。
永東書店の品揃え
気になる本の品揃えですが、文庫本を中心に日本語学習書や漫画、ビジネス書、自己啓発本(中古が多め)がそれなりにありました。
特に中国で人気の東野圭吾小説は豊富です。
▼中古本のコーナもあります。
▼日本語学習本は品揃え豊富です。日本語教師にも助かる!
▼ワンピースは最新刊の一冊前まで置いてありました。(最新刊は売れちゃった?)
読書に強いこだわりがある方にはもしかしたらお目ての本は見つからないかもしれませんが、何でもいいから日本語の小説とか読みたい、という方には十分な品揃えでした。
大連を訪れる人はセットで訪れるであろう旅順が舞台の「坂の上の雲」(司馬遼太郎著)なんかもバッチリありました。
店員さんにお話を聞くと、やはり日本人のお客さんよりは中国人のお客さんをメインターゲットとしているため、日本で流行る新作ではなく、中国人が好む、日本ではあまり知られていないような小説を扱うことが多いそうです。
ポップも日本的でワクワクしました。
本の値段は日本円の2倍〜3倍、物によっては10倍以上にも
本のお値段ですが、正直、新品は高いです。
書籍によりますが、大体日本円600円の文庫本が60〜100元(約960円〜1600円)くらいで売られていました。
中古本だと40元(約640円)くらいで、ちょうど日本で買うのと同じかちょっと安いくらいになります。
大連関係で読みたい本の一冊だった『アカシヤの大連』はあったのですが、現在絶版で稀少品とのことで、
お値段なんと680元(約10,000円)!!!!!!
さすがに諦めました。そんなにお金ないよ〜〜〜〜(涙)
歴史・地理関係書籍には輸入規制がある
私が一番読みたかったのは大連に関する歴史書(特に日本統治時代について)でした。
最近私の中での大連熱がすごくて、休みのたびに日本統治時代に作られた建築物などを見て歩いています。
そのためにも、昔の大連の街の様子が分かる本が欲しかったのです。
ですが、歴史・地理関係書籍は中国への輸入規制があるため一切取り扱いがないとのことでした。
が、しかたない・・・。
日本に帰る時まで涙を飲んで我慢します。
永東書店は本の買取もしてくれる
実はうちにはすでに帰国された方からいただいた本が数冊ありまして。
それらの本を買い取ってもらえるか聞いたところ、漫画、小説、料理本は買取してくれるそうです。(そもそもいただいた本を売るなって話ですが😇笑)
特に、中国人に愛されている東野圭吾なんかは他の書籍より高額買取になるそうです。
日本人が好むビジネス本は中国人はあまり読まないそうで、コロナ後日本人が少なくなった今、ビジネス本の買取は行っていないとのことでした。
日本語の本が恋しくなったら永東書店へ!
✏️新品書籍の値段は日本円の2〜3倍
✏️本の買取もしてくれる
大連でどうしても日本語の本が読みたくなったときは、永東書店に行ってみましょう!
日本の本屋さんの感覚を思い出せて、幸せな時間になること間違いなしです。